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「ピーターラビット」のすべてがわかる展覧会が
名古屋市博物館にて11月5日(日)まで開催中!

「ノエル君へ あなたに、なんて書いたら良いのか分からないので、4匹の小ウサギの話をしましょう-」
 
全世界110カ国(35カ国語)で出版され、累計発行部数は全世界2億5000万部を超える「ピーターラビット」シリーズ。
世界中で読まれているこの絵本のはじまりは、上述した手紙の一文からはじまったという。
 
そんな知られざる「ピーターラビット」の物語のすべてを紹介する展覧会が、9月16日より名古屋市博物館にて開幕した。
本展覧会は、作者であるビアトリクス・ポターの生誕150周年を記念した国内最大規模のものであり、今後しばらくこの規模の開催は行われないとされる貴重なものだ。開幕日前日に行われた開幕式から、展覧会の内容をご紹介しよう。
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開幕式のテープカットには、名古屋市博物館の館長らと並んで「ピーターラビット」も登場!
10/14(土)にもピーターがやってくるので、気になる人はオフィシャルサイトをチェック!
 
まず展示されているのは絵本の自筆原画やスケッチ。
絵本の順番に展示されているので、じっくり読みながら進む。
絵本ではなかなか感じられないのが、水彩画のタッチの繊細さ。擬人化された二足歩行なのに、リアルな動物たちを彩る優しい色彩は、ビアトリクス・ポターの暖かい目線からだろうか。
絵の合間には、物語から飛び出したオブジェが設置され、「ピーターラビット」の世界に紛れ込んだような気持ちで楽しめる。
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絵と一緒に物語の文章も展示

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右のオブジェは『ピータラビットのおはなし』内に出てくる案山子に着せられたピーターのジャケットと靴
 
展示されているのは、最も有名であり、初来日の原画『ピーターラビットのおはなし』からはじまり、リスのナトキン、ハリネズミのティギーおばさん、カエルのジェレミー・フィッシャーどん、あひるのジマイマ、こぶたのピグリン・ブランドなどなど、さまざまな動物を主役とした物語たち。
実のところ、うさぎの「ピーターラビット」のイメージがあまりに強く、これほど多くの物語が作られているとは知らなかった。展示室内にはシリーズに登場するキャラクターたちが一覧できる相関図もある(実はピーターのお父さんは、畑に忍び込んだところを人間に見つかり肉のパイにされてしまったというシュールなエピソードもあるのだ)ので、そちらもチェックしてみよう。
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シリーズに登場するキャラクター紹介と相関図

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展示の途中にはシリーズの絵本が読めるスペースも。
 
そしてこの展覧会でもうひとつ注目なのが、作者であるビアトリクス・ポターにも光を当てていることだ。絵本作家としてだけでなく、自然保護活動家、農場経営者、商品プロデューサーなど様々な顔を持つビアトリクス。実際に愛用していたぬいぐるみや陶磁器などを、彼女の息吹を感じることで、どうしてピーターの物語が生まれてきたかがわかる気がする。
彼女が生活し愛し、「ピーターラビット」が生まれた土地でもある、自然豊かなイギリスの湖水地方。彼女の死後、所有していた膨大な土地は英国ナショナル・トラストに寄贈されたという。
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ビアトリクス・ポターが住んだ湖水地方の家をイメージしたスペース
 
「ピーターラビット」が誕生したのは、冒頭にある家庭教師の息子であるノエル君へあてた手紙のなかだという。その後、豊かな自然と、そこに住まう動物たちの生き生きとした物語を生み出し続けたビアトリクス。
全世界に愛されている「ピーターラビット」は、単なる絵本のキャラクターとして生み出されたのではなく、全ては彼女の優しい気持ちから生まれたものなのだと、この展覧会を通して感じることができる。逆説的に、だからこそ「ピーターラビット」はこれほど多くの人に愛される作品になったいえる。より「ピーターラビット」が愛おしく思えるような本展覧会も全国をまわり、ここ最後の名古屋まで辿りついた。この機会を逃さず、ぜひとも一度足を運んでみよう。きっと優しい気持ちになれるはずだ。


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本展のオフィシャルサポーターはディーン・フジオカ!音声ガイドでは、耳元でディーンに囁きながらガイドされてるかのよう!

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本展限定のグッズもいっぱい!

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展覧会に行った記念にピーターと記念撮影(メーテレアナウンサー・大塚奈央子さん)。右のパネルにはディーン・フジオカがピーターのぬいぐるみを抱いてる様子が。



(9月21日更新)


Check

Museum data

ビアトリクス・ポター生誕150周年
ピーターラビット展

9月16日(土)~11月5日(日)
名古屋市博物館
一般-1300円 大学・高校生-900円 中学・小学生-500円
※開館時間=9:30~17:00。但し、9/30(土)、10/1(日)9:30~19:00。入館は閉館の30分前まで。
※休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、その直後の平日休館)・第4火曜日
※名古屋市交通局の1日乗車券・ドニチエコきっぷを利用してご来館の方は当日窓口にて当日料金の100円引で購入可。身体等に障害のある方または難病患者の方は手帳または受給者証提示にて本人と介護者2名まで当日窓口にて当日料金の半額で購入可。小学生未満無料。
名古屋市博物館[TEL]052-853-2655
Pコード:768-370

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【オフィシャルサイト】
http://www.peterrabbit2016-17.com/