ホーム > インタビュー&レポート > シルク・ドゥ・ソレイユ「キュリオス」の世界を初体験! たった1分間の長い長い夢 《名古屋公演初日レポート》


シルク・ドゥ・ソレイユ「キュリオス」の世界を初体験!
たった1分間の長い長い夢
《名古屋公演初日レポート》

1984年、サーカスとは一線を画すエンターテインメント集団として誕生したシルク・ドゥ・ソレイユ。創立30周年を記念して制作された作品「キュリオス」のレポートを、シルク・ドゥ・ソレイユ初体験の視点でお届け!

ナゴヤドーム隣に位置する会場テントの中は、お土産ショップや出店が並んでにぎやかな雰囲気。さらに11月22日は名古屋公演の初日とあって、スペシャルサポーターたちも集結。応援団長の小倉智昭は「キュリオスは人気の演目が凝縮されていて、シルク・ドゥ・ソレイユ作品の中でも一番」とコメントし、その言葉にドキドキと期待が高まった。

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開演時間が近づいて席に着くと、舞台の上はたくさんの蓄音機に大きな電球、ねじまきの装飾など、不思議でアンティークな世界観。主人公が集めた骨董品たちからなるキャラクターがちょこちょこと動き、ヘンテコだけどなんだか可愛い。後方の時計が11:11になると汽笛が鳴り、舞台には機関車が到着、その中からびっくりするほど続々と人が出てくる!「カオス・シンクロ1900(オープニング)」という名前の通り、パーカッションにジャグラー、椅子を使ったパフォーマンス、同時にいろんなことが起きて、どこを見ればいいのか迷ってしまう。産業革命を思わせる衣装や音楽の生演奏もあいまって、華やかなミュージカルを観ている気分に。

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「カオス・シンクロ1900(オープニング)」

 

 
ここからは気に入った演目をいくつかピックアップ。まずは「透明サーカス」。空中綱渡りに火の輪くぐり、誰もが思い浮かべる伝統的なサーカスの技を、あくまで透明で紹介するもの。人間離れした技こそがサーカスというイメージを、ユーモラスにひっくり返される。
 
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「透明サーカス」
 
キャストたちが夕食を囲んでいたらシャンデリアが宙に浮かび、それを掴むために男性が椅子を積み上げていく「バランシング・オン・チェア」もお見事。テーブルの上でどんどん高くなる椅子、その上で美しくポーズを決める光景から目が離せなくなっていると―――思わず「あっ!」と叫ぶおしゃれな展開が待っているのだ。第一部が終わる頃には、一つひとつの演目がアトラクションのようなキュリオスの世界に、すっかり夢中になっていた自分に気づく。
 
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「バランシング・オン・チェア」
 
30分の休憩を挟み、「アクロネット」から第二幕が始まった。舞台上部に張られたネットを使い、アーティストたちがぴょんぴょんと技を繰り出してくる。こちらまで飛び出してきそうな大迫力ジャンプは、まるで映像を巻き戻しているみたいに重力を感じない。天井まで届きそうな高さにハラハラしても、鮮やかな衣装を身にまとった彼らは軽々としたものだ。
 
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「アクロネット」
 
そんな演目の一方で、指先の動きをスクリーンに投影する「シアター・オブ・ハンズ」というミニマルでシュールな演目も。ストリートダンスをしたり、気球に乗ってステージを飛び出してみたり。キャップを被った指先が、ちゃんと人の動きに見えてくるから不思議だ。
 
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「シアター・オブ・ハンズ」
 
クライマックスは水兵ルックをした大人数でアクロバットを披露する「バンキン」。ワイヤーも何もなく、完全に人力で、ピタリと息のあった宙返りや人間ピラミッドを繰り広げる。ひとつでもタイミングがズレたりしたら…と、見ているこちらが手に汗握る演目だ。その中でも後ろ向きに跳んで仲間の肩に着地するのは、そのチームワークとバネが入っているかのような動きに見惚れてしまった。
 
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「バンキン」
 
気がつくと時計の時刻は11:12になり、ステージは大団円のフィナーレを迎えた。初めて体験したシルク・ドゥ・ソレイユのステージは、こちらを驚かせる演目を立て続けに披露するものではなく、細部までアイディアが凝らされたエンターテインメントだった。つくりこまれた舞台セットはもちろん、アコーディオンのようなコスチュームを着るニコや、フープのスカートをキュートに操るクララなど、私たちを「キュリオス」の世界へアテンドしてくれる存在に手を引かれ、気づいたらその物語の中にたどり着いていた気分。

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テントを出て冬の風に当たると少し現実に引き戻されたけれど、たった1分間の長い長い夢を見ていたような余韻は、しばらく冷めることはなかった。名古屋公演が終わる前に、ぜひ足を運んでこの感覚を味わってみて!


取材・文:青木美穂



(11月30日更新)


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Event data

Photos: Martin Girard, Pierre Manning / shootstudio.ca © 2014 Cirque du Soleil

シルク・ドゥ・ソレイユ
ダイハツ キュリオス
名古屋公演

11月22日(木)~2019年1月27日(日)
名古屋ビッグトップ(ナゴヤドーム北)

※都合により公演の内容を一部変更する場合がございます。

【名古屋公演オフィシャルサイト】
https://t.pia.jp/pia/events/kurios/

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チケットキャンペーン

チケットの半券、または会場で配られるチラシの提示で、割引できるというスペシャルなチケットキャンペーンを実施中。
詳しくは、会場で配布されるチラシをご確認のうえ、友達を誘ってリピート、リピート!!
観る場所などによっても全然景色が違うため、何度も足を運んで「キュリオス」の世界を堪能するのがオススメ!

【特別企画】
~ハタチ de KURIOS~

1/10(木) 15:00公演は、2019年に成人式を迎える『ハタチ』な方にとってスペシャルな公演!
ご家族、お友達とシルク・ドゥ・ソレイユを見て二十歳をお祝いしよう!
■対象者:2018年4月2日~2019年4月1日に、20歳を迎える方とその同伴者。

※詳細は【名古屋公演オフィシャルサイト】にて。