ホーム > インタビュー&レポート > 九州男 インタビュー 「デビューして7年目の自分が、 何も考えないで、ただただ曲をばーって作っていった」

九州男 インタビュー
「デビューして7年目の自分が、
何も考えないで、ただただ曲をばーって作っていった」

アーティスト名の通り、九州出身。熱い九州男児の魂を持ったシンガーソングライターだ。レゲエをベースとしたサウンドは、多くのライブ会場で一瞬にして客の心をつかんできた。名古屋を地元とするSEAMOやHOME MADE 家族らとの親交も深く、TOKAI SUMMIT、KAZOKU FES.の常連でもあるので、中部エリアでも馴染みの深い人物だ。
そんな彼がひさびさのオリジナルフルアルバム「1/f」をリリース、約2年半ぶりに名古屋にてワンマンライブを開催する。一見、肩の力を抜いたスタイルながら、熱い心を持った九州男のインタビュー。

――1曲目の「MAEOKI」はタイトルの通り、まさに九州男さんのご紹介をかねた前置き的な曲ですよね。“この作品は軟弱な力作で軽く拳握る程度に聞いてくれたら幸いです”なんて言っちゃってますが、九州男さんらしいですよね。肩の力を抜いた感じというか。
「そうなんですよ、全力で肩の力を抜いてるって感じですね。5年ぶりってことで、ちょっとした挨拶が必要かなって思ったので作りました。もちろん本気でやってますし、全力でまさに力作だと思ってるんですけど、そういうことを言いたくないっていうか、かっこよくない気がするんですよね(笑)。これヤバイから聞けって、当たり前の話で。あと、1番の理由はハードルが下がるかなって思ったんですけどね(笑)」

――そして最後の「バトン」は、ストレートな応援ソングですよね。逆に九州男さんには珍しい気がします。
「『バトン』に関しては、物語は一切作らないで、単純に会話のような言葉を使って、諦めんなよ、絶対にそれは無駄じゃないから、力になるから、続けて損はないよって、ある意味、助言してあげてるような感じです。そうやって言われるだけでもすごい救われたりする人っていると思うんですよね。だからそういう人たちに、ちょっとでもこの曲が背中を押せるんであればって作りました。あんまりそういうの好きじゃないんです。どっちかっていうと間接的にメッセージを届けるのが好きで。直接、頑張れ頑張れって言うんじゃなくて、こういうことがあって、この人はこういう風に頑張りましたよっていうことによって、間接的に伝える方が好きなんです。だけど今回は、あえてそういうのを1曲いれてみようかなって作りましたね」

――こういう曲を作ろうと思ったきっかけはあったんですか?
「僕のファンクラブサイトがあるんですけど、そこで毎年質問コーナーみたいなのをやってるんです。そこでけっこうこれ系の質問がめちゃくちゃ多いんですよ。どうやったらモチベーションを保ったまま夢に向かうことが出来ますか、とか。みんなそういうことで悩んでるんだって思ったのがきっかけのひとつでしたね。みんなそういうことで悩むのは当たり前なのかもしれないけど、最近それを間に当たりにしたので。この曲で誰か救われるんであればっていう一心ですね」

――その他、何かいつもと違ったことをした曲ってありましたか?

「はじめてセルフカバーをやったんです。『wander』って曲なんですけど、これは3年前に関ジャニ(∞)さんのアルバム用に僕が曲提供させてもらった曲なんです。リスナーの人たちは、すでに関ジャニさんの曲で聞いてるわけだから、それに寄せなきゃいけないのかとか。自分のスタイルとの葛藤っていうか、ここまでやれると否定されるかもなとか(笑)」

――「New Birthday」も、これまでも発表した曲だけどリミックスでいれてますよね。
「今35なんですけど、だんだんアップテンポを無意識には書こうとしなくなってきたんですよね。だからバランスを取るためにいれさせてもらいました」

――たしかに。アップテンポっていうと、「Oh year!!」「フラッシュバック Climax」ぐらい?
「あとシングルにいれた曲ですけど『こんぺいとう』ぐらいかな」

――アップテンポの曲って、ライブでみんなでテンションあげて楽しむためにあるじゃないですか。それよりももっとゆったりと時間を共有したいような心境なのでしょうか?
「音楽って本当に幅広いし、いろんな目的がありますよね。『バトン』みたいな曲で励まされて助けられる人もいれば、本当に無意味な、気持ちいいね、明るくなるねっていう曲で助かる人もいる。そういう意味で考えると、すべてが応援歌になるのかなって。やなこと忘れましょうみたいな」

――アルバムタイトルの「1/f」は“1/fのゆらぎ”からですよね。
「今回本当に全くテーマを作らなかったっていうのもあって、実態があるようでないような、そういうイメージなんですよ。アルバムのジャケットも、フルーツの盛り合わせに一見見えるんですけど、全部プラスチックで出来てるし、実はいろんなものが入ってるんですよ。それって何なのかって言ったら、全く何の意味もないんですよ。完全に意味のないジャケットにしようって。ただ、『MAEOKI』にも書いたんですけど、デビューして7年目の自分が何も考えないで、ただただ曲を、計算とかなくばーって作っていったらどうなるかっていう」

――テーマはないと仰いましたけど、アルバムを通して聴くと、やはり通じるものがあるように感じます。意識しなかったけど、アルバムを作ったことで、改めて自分自身で発見したことはありませんでしたか?
「具体的にこうっていうのは難しいなぁ…。ただこの曲たちを聴いて、“へぇ~”とは思いました。俺、こんなの書きたかったんだ、みたいな。あと全体を通すと“別れ”っていうのがテーマな曲が多いかもしれないですね。時が過ぎたというか、年もとったし。いろんな経験を経てここまで辿りついて、無意識にそういうテーマの曲を書いちゃったのかなって」

――フルアルバムもひさびさなら、ワンマンツアーもひさびさです。このエリアのフェスには毎年出てもらってるので、ひさしぶりっていう感じがしなかったんですが。
「アルバムをメインにっていうのは、そこまで考えてないかもしれないですね。っていうのも2年半ぶりじゃないですか。2年半の間に他の作品も出してるから、意外とまだ歌ってない曲いっぱいあるぞ、みたいな。TOKAI SUMMITとかKAZOKU FES.とかにも出させてもらってますけど、全然違うと思いますよ。迫力が全然違うと思うので、そこは体感してほしいですね」



(4月17日更新)


Check

Release

album「1/f」

[初回限定盤(CD+DVD)]
3200円(税抜)
WPZL-30854/5

[通常盤(CD)]
2800円(税抜)
WPCL-11850

LIVE

4月22日(火) 19:00
Zepp Nagoya
1Fスタンディング-5200円(整理番号付・別途ドリンク代必要) 2F指定-5200円(別途ドリンク代必要)
※4歳以上有料。
サンデーフォークプロモーション[TEL]052(320)9100
Pコード:223-642

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