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「曲を聞けば、海や星という自然が浮かぶ」
HYらしさがギュッと詰まったアルバムが完成

沖縄出身の5人組、HYが最新アルバム『CHANCE』をリリース。暖かい彼らの雰囲気通りの、とても幸せな気持ちになれる作品だ。
今回はそんな作品について、紅一点の仲宗根泉(key&vo)と許田信介(b)の2人に話しを聞いた。

――アルバム『CHANCE』が発売されましたが、1曲目の『HAPPY』といい、全体的にとてもポジティブで幸せなアルバムになっていますね。
仲宗根「もともと明るい曲調にしたいねって思ってたんです。昨年、BIGMAMAさんとコラボしたことで、自分たちの気持ちも明るい方向に向いてたんですよね」
 
――BIGMAMAとはツアーを一緒に回ったり、アルバムを一緒に作ったりとがっつりコラボしてましたよね。一緒にやってみて影響はありましたか?
許田「演奏面で、ミュートしての演奏や休符の使い方とか、いろいろ影響を受けました。そして改めてHYは田舎バンドだなと感じました(笑)」
仲宗根「音源の作り方も彼らはすごくデジタルを駆使していて、メールで音を送りあったりとかしてたんです。でも私たちはいちいち楽譜に書いてやってたり」
許田「アナログなんです(笑)。でも一緒にやったことで、HYがもともと持ってる良さに改めて気付くことができたんです。そういうHYらしさを『CHANCE』には入れたいというのはありました」
 
――改めて気付いたHYの良さとは?
許田「僕らはみんなで集まって会話しながら、1音1音確かめながら曲を作っていくんです。フレーズひとつひとつに温かみがあるのが、HYの良さなんじゃないかと感じました」
 
――実際とても暖かいアルバムですよね。曲調としても、ポップだったりバラードだったりが多いでしね。
仲宗根「近年は激しい曲は少なくなってるかも。若いときは楽しいって感覚でがむしゃらにやってるから、とがった音楽もやってたんです。でも今は私もお母さんになって丸くなった部分もある。それに沖縄の時間の中にいると“星空が綺麗だね”とか、そういう言葉を言いたくなるんです。音楽のジャンルはいろいろあっても、曲を聞いたら海や星っていう自然が浮かぶような。それが今のHYの形になってると思います」
 
――沖縄で生活してるからこそ生まれる歌なんですね。
仲宗根「特に『BLUE』という曲を聞いてもらえると感じてもらえると思います。“沖縄行こうぜ、イェー!”というような歌詞でもなくて、空と海とって歌ってるだけなのに、沖縄をすごく感じるものになってるんじゃないかと思います」
 
――『三月の陽炎』では三線も使ってますよね。
仲宗根「この曲は歌詞とメロディが自然に降りてきて、それをそのままメンバーに伝えた曲です。三線をわざわざ使いたかったわけではなく、降りてきたときから三線の音色があったんですよね。沖縄の楽器を使う場合、人生観のような歌詞が多いと思うんですけど、今回は恋愛の歌なんですよね。それが自分の中でも初めての体験でした。それぐらい自分の中に自然と沖縄というものが入ってるんだと感じました」
 
――『ロックスター』という曲では、タイトルからの印象とはまた違うバラードで聞きごたえがありました。
仲宗根「この曲も降りてきた曲なんです。ただそのときはR&B調だったんですよね。それを事務所の社長に聞かせたら『とってもいいじゃなか。でも“ロックスター”と歌詞で歌ってるのに全然ロックじゃない』って言われて(笑)。じゃあ、ロックにしちゃおう!と思ったんですけど、ロックなバラードは今まで書いたことがなかったんですよね。ただ男性陣はロックの方が得意なので、そこで初めて自分のバラードを彼らにまかせることにしたんです。バラードは自分の中で絶対領域で、誰にも触れさせなかったんです。今回はみんなに好きにいじっていいよって渡したんです。そしたらものすごくロックになりすぎてちょっと修正しましたが(笑)、おかげですごく良いものができて」
 
――最後の曲は、アルバムのタイトルにもなっている『CHANCE』。歌詞の中に“CHANCE”という言葉と“CHANGE”という言葉がありますが、これがひとつキーになってるように感じました。
許田「曲を作ったのはヒデさんなんで、自分の見解としてで。ピンチはチャンスですよね。そしてチャンスを掴んだ後には僕はチェンジが来ると思うんです。チャンスを掴んだ後に一皮向けて新しい自分にチェンジする。それの繰り返しだと思うんですよね」
 
――全国ツアーでは名古屋はダイアモンドホールでライブがありますね。
許田「ひさしぶりのライブハウスツアーなのでがっつり行きたいですね!そして“CHANCE”や“HAPPY”を掴んでもらえるようなライブをしたいと思っています。僕らのライブはお客さんとの一体感がすごいんです。これまで観たことがない人もぜひ遊びにきてもらいたいなって思っています」
仲宗根「ライブに来た人を“HAPPY”な気持ちにするというのは当たり前。それ以外にもHYは、ひとりひとりの人間性をライブでは出すようにしてるんです。なかには“いーずコーナー”っていう、私が脚本を書いてるコーナーがあるんです。そこでは演劇をしたり、いろんなことをしています。曲を楽しんでもらうだけじゃなくて、そんな楽しみもあります。だからHYの曲を1曲も知らないという人もガンガン来てください!」



インタビュー・文:小坂井友美(ぴあ)



(5月11日更新)


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Release


album「CHANCE」

2300円(税別)
ユニバーサルミュージック
UPCH-2115

LIVE data

HYカメールツアー!!2017

5月26日(金) 19:00
ダイアモンドホール
スタンディング-5800円(整理番号付・別途ドリンク代必要) 指定席-5800円(別途ドリンク代必要)
※スタンディングエリアは、小学生以上有料。未就学児童は入場不可。指定席は、3歳以上有料。2歳以下は、保護者膝上に限り無料。
※コンサートの音響は未発達の子供の耳に悪い影響を及ぼす恐れがあるそうです。お子様のご入場の際には耳栓などの使用をお勧めします。
ジェイルハウス[TEL]052-936-6041
Pコード:317-595

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