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フラワーカンパニーズ×TOMOVSKY×KEYTALK
名古屋でのイベント前に初顔合わせの対談が実現 (2/2)


「八木くん、夢はナゴヤドームでライブやることって言ってるから」
 

――今回はフラカンの地元、名古屋でのライブですが、名古屋のイメージはありますか?昔はあまり盛り上がらない、とか言われていましたが……。
 

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八木「よく聞きますよね」

マエカワ「その辺どんな感じする?自分たちのワンマンだと」

小野「インディーズのときは、より顕著に感じたかもしんないです。インディーのときに東京、名古屋、大阪と回ると、名古屋のファンはシャイなイメージがあって。ただ一回ファンになってくれると、ほかの土地よりも入ってきてくれる印象もありますね」

八木「ずっと通ってくれる人がめちゃくちゃ多い街だと思います」

マエカワ「それ市民性。だから、時間かかるのは時間かかるかもしれないんだよね、名古屋は」

小野「いい感じでできたなと思ったときも、あんまり盛り上がってないように見えたけど、実は響いてたりすることもあって。次のライブの時には友達と一緒に来てくれたり。内に秘めた熱さがある印象ですね」

鈴木「それはよくあったもんな、俺ら」

マエカワ「うん。俺たちが名古屋にまだおる27、8年前のライブでも、本当に盛り上がらないわけよ。お客さん入ってきてから、椅子なくしてオールスタンディングでやろうかっていったら、みんな体育座りしてるわけ」

鈴木「みんな座ってちゃってさ」

小野「すげえ(笑)」

マエカワ「本当なのよ、これ。100人ぐらいいて、おーと思ってたんだけど、そんなんだから盛り上がらんかったなみたいな感じで。でもアンケートは紙の後ろ側までバーっと書いてあって、すごくみんな盛り上がって最高でしたみたいな(笑)」

小野「響いてるんですね(笑)」

鈴木「なんかあるんだろうね、そういうの」

 

――名古屋のファンは、一回ファンになるとなかなか逃げないイメージはありますね。ずっとライブに来てくれる人が多いというか。
 

マエカワ「そうだね。そういうことか。だから中日ファンをやめれんわけだわ」

 

――なるほど(笑)
 

マエカワ「いつも言ってるけど、今の現時点なら広島カープのほうがかっこいいと思う。選手も見とって楽しいし」

八木「悔しいけどわかります」

マエカワ「球団自体のあり方とかもかっこいいんだけど、まさに惚れた弱み。子供の頃好きになって以来、いろんな局面ですごく気持ちよかったな、感動したなとか。忘れられないんだよね」

鈴木「そこは裏切らないんだね、やっぱり」

八木「変えられないんです」

マエカワ「変えられないんだよ、本当に」

鈴木「でも、クラスが変わると好きな人なんて変わるじゃん」

マエカワ「変わったね。好きな女の子とか変わったし(笑)」

鈴木「小中校なんてクラスごとに変わるでしょ。なのに、そこは変わらずずっとドラゴンズなの?」

八木「そうですね。初恋はやっぱ忘れられない」

 

――超純愛ですね(笑)。
 

マエカワ「八木くんは、本当に面白いドラゴンズファンに出会ったなと思ってさ」

八木「昔は好きだったみたいな人はちょいちょいいるんですけど、この超弱い時期に、こうやって同じ熱量で、今の弱いドラゴンズを見て、同じ気持ちで応援してる人があんまりいないんですよ。だから本当にうれしかったんですよ」

マエカワ「俺もうれしかったもん、本当に」

鈴木「それはうれしいだろうな」

 

――八木さんは名古屋のライブの時にはよくドラゴンズのユニフォームを着てますよね。名古屋ではいつも?
 

八木「はい、やってます」

マエカワ「原爆オナニーズのJOHNNYさん以来だよ(笑)」

 

――アーティスト写真ではまだ着ていない?
 

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八木「アーティスト写真はまだですね」

マエカワ「八木くん、夢はナゴヤドームでライブやることって言ってるから、アーティスト写真はそのときじゃない?」

鈴木「すごい」

小野「もう今、それバンドの夢になってますからね(笑)。全国ツアーのMCで八木くんがドラゴンズの話をよくするんですけど、地方は当然、中日ファンじゃない人もいっぱいいるじゃないですか」

マエカワ「そりゃそうだよな」

小野「そこでその地方出身の、例えば岡山出身の中日ドラゴンズの選手とか、星野仙一さんとか、亀澤選手とか、すぐ名前が出てくるんですよ」

マエカワ「亀澤選手は岡山出身なんだ?(笑)」

小野「そうなんです。それをMCで言うんで、ドラゴンズの話なんだけど地元の人もちょっとおーってなる」



 

「若いバンドはその土地を背負うバンド、増えたかもしれない」
 

――ちなみに名古屋の音楽とか、バンドのイメージって、特にKEYTALKは何かあったりします?
 

小野「僕らからすると、やっぱりフォーリミ(04 Limited Sazabys)かなぁ」

八木「cinema staffとか」

 

――最近の名古屋出身のバンドだと、あとはSPYAIRとかcoldrainとかですかね。それこそフラカンとかがデビューしたときって、そんなに出身地を語る文化はなかったですよね。
 

鈴木「ないと思うよ。BLANKEY JET CITYでも結成したのは名古屋じゃなかったし」

小野「名古屋なんですね。それすら知らなかった」

マエカワ「俺たちはわりと名古屋出身って言ってたけど、当時はそんなに横のつながりとかもないし、それこそフェスとかもまだない頃じゃん」

鈴木「あと僕らは東京行ってから、地元のバンドとあんまり関わってないんだよね」

 

――何はともあれ東京に出て、という時代でしたよね。
 

鈴木「当時はね。東京出ないと何にも始まんないっていう。原爆オナニーズぐらいだな、名古屋にずっと住んで活動してるのは」

小野「今、若いバンドはそこの土地を背負うバンド、増えたかもしれないです」

マエカワ「いいと思うよ、それ。ちょっとうらやましいところもあるっていうか、かっこいいなって思うよね、単純に」

 

――KEYTALKだとホームはやっぱり下北沢ですか?
 

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小野「いつも『下北沢から来ました、KEYTALKです』っていうMCからライブがスタートします」

八木「ずっとやってるんですよ。でも誰も下北沢出身じゃないっていう(笑)」

小野「4人で初めてライブしたのが下北沢でしたし、事務所の社長も下北沢でよく遊ぶ、飲みに行く。だから第2の故郷というか。あと下北沢ってバンドがいすぎて、逆に下北沢から来ましたって言うバンドがいなかったので。それを言ったら面白いかなっていうのがあって始まってるんですけど」

マエカワ「バンドとしての出身地なわけだ」

小野「そうですね」

鈴木「寅さんみたいな、葛飾柴又出身みたいな感じかな(笑)」

マエカワ「葛飾出身のドラゴンズの選手、誰かいんの?」

八木「いや、すいません。ちょっと出てこないです。勉強しときます」

鈴木「なんで出身まで把握してんの?」

八木「やっぱ名鑑は見ちゃいますね」

マエカワ「昔は名鑑って夫人の名前とかも載ってたよね。あと愛車とか。セリカ乗ってんだ、ポルシェ乗ってんだとかさ。その前は住所まで載っとった。俺は行かなかったけど友達は行ってたよね。中尾とか宇野とかにサインもらってた人いたから」

八木「すげえ(笑)」

 

(再び10分ほど80年代のドラゴンズの会話続く……)

 

鈴木「八木くんは本籍を名古屋に変えたほうがいいよ(笑)」

八木「変えたいっす。もし子どもできたら本籍は名古屋に」

鈴木「これはかなりの重症だな、おい」

マエカワ「子どもできたら絶対にリュウノスケとかつけちゃうタイプだからね」

八木「僕、リュウイチっていう名前になる予定だったんです、本当は」

一同「(笑)」

 

――名古屋に住んだことは全くないんですか。
 

八木「住んだことはないんです。でもバンドの活動が緩やかなったら名古屋に住もうかなと」

小野「そうなの?初めて聞いたんだけど(笑)」

マエカワ「KEYTALK、名古屋のバンドになっちゃうわけだね」

八木「名古屋から来ましたKEYTALKです」

一同「(笑)」

 

――今の話からすると、イベントの誘いがきたときは、かなりテンション上がったんじゃないですか。
 

八木「めちゃくちゃうれしかったです」

マエカワ「去年は5位で迎えるDRAGON DELUXEだったけどね」

一同「(笑)」

マエカワ「DRAGON DELUXEが始まってからドラゴンズだめになったんだわ。2012年にはじまってるから」

八木「日本一になった翌年ですね」

 

(またまた10分ほどドラゴンズの来期の体制についての会話続く……)

 


「トモくんもKEYTALKも、ある意味同じくポップクレイジー」
 

――ドラゴンズの話をしているうちに、そろそろ終わりの時間も近づいてきました(笑)。
 

マエカワ「トモくん、結局来なかったな(笑)。すいません」

 

――ですね(笑)。いちおう最後に今回の3アーティストの意図じゃないですけど、狙いを聞かせてもらえればと。
 

マエカワ「さっき、KEYTALKが俺のなかで異次元のポップワールドだったと言ったけど、同世代、先輩の中でもポップワールドのナンバーワンが、トモくんなんだよね。TOMOVSKYとしてデビューしたのは僕らと同じぐらいだと思うけど、その頃からよりいっそう、最近のトモくんはライブ人として、もしかしたら日本1位かなと思ってるのね。あんまり物事に順位つけるの好きじゃないんだけど、でもそう思ってるところもあって」

鈴木「クレイジー枠では1位だよね。一番自由だからな」

マエカワ「そう。フラカンはよく一緒にやってるから、フラカンファンはトモくんを認識している人多いかもしれんけど、KEYTALKのファンの人が見たときに、ある意味同じくポップクレイジーとも言えるあのパフォーマンスがどう映るのかなというのはね……」

TOMOVSKY「ごめんなさい。すいません!」

マエカワ「あ、来た。ポップクレイジー。絶妙なタイミング!」

八木「すばらしい!」

TOMOVSKY「ごめん。よかった間に合って。間に合ってるのか、これ?(笑)」

マエカワ「さすがミラクル。ちょうど今、トモくんの話しとったとこだから」

TOMOVSKY「ごめん。本当にごめんね。日にち勘違いしていて、すいません。普段は本当はすごいしっかりしてるんですけど」

一同「(笑)」

八木「はじめまして、KEYTALKと申します」

TOMOVSKY「ごめんなさい、こんな出会いで。本当にすいません」

マエカワ「話し戻すけど、トモくんはDRAGON DELUXEに出してよって、ずっと言ってくれたのよ。出てもらう時の組み合わせとか色々自分のなか考えていたんだけど、今回KEYTALKが出てくれるって言ったから、ポップクレイジー対決が俺は面白いなと思ったし、そこに俺たちがその2組の中でどういくかっていうのをやってみたいなと思って」

 

――ちなみにTOMOVSKY はKEYTALKのライブや音源は聞いたことはあります?
 

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TOMOVSKY「はじめましてだね。音源とかもこれからYouTubeでしっかり研究して。フラカンとKEYTALKが出してない引き出しをチョイスしないと、かぶっちゃいけないから(笑)」

小野「僕らもしっかり勉強させてもらいます」

TOMOVSKY「じゃあ、お互い引き出しがかぶらないように(笑)。最初に出たもん勝ちだけどね。最初に出る人が、全員の引き出しを全部出しちゃえば……」

マエカワ「トモくん、わりと最初に出たら全部出しちゃうもんね」

TOMOVSKY「あとに出る人はやることなくなっちゃう」

マエカワ「この辺のやり口が(笑)」

八木「なんか、スター性と策士感がすごいですね(笑)」

TOMOVSKY「フラカンって大抵トリだから、いつも残ってる引き出しがほとんどないんだよね」

マエカワ「そう。しゃべることも大体言っちゃって」

TOMOVSKY「せっかくライブキングなのに」

マエカワ「でも、それが面白いんだよね」

 

――マエカワさんの説明で気づきましたが、確かにTOMOVSKYとKEYTALKのポップ感は、ちょっと近しいものがありますね。
 

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マエカワ「俺たちの世代の中では、断トツにTOMOVSKYはそういうアーティストだと思うから。DRAGON DELUXEはベテランと若手っていうコンセプトもあるから、今回バッチリはまりがいいっていうのもあるしね。これはすごいことになると思う」

鈴木「お客さんもそれぞれ初めて見るって人がきっと多いよね」

TOMOVSKY「緊張するな、絶対」

マエカワ「いつも緊張してないでしょ、そんなに」

TOMOVSKY「若いバンドのお客さんにはいつも素通りされる感じ。一回りぐらいの下のバンドだと、面白がって見てくれる。こんなおっさんいるんだ、ぐらいな。でも、KEYTALKとは下手したら二回り違うよね」

八木「今30です」

TOMOVSKY「どうしよう。もうお客に飛び込むしかない」

小野「(笑)」

マエカワ「その発想(笑)。でも、そこにはもちろんフラカンファンもいるわけだし、もちろんTOMOVSKYファンとか、いろんな人がいるわけだから」

TOMOVSKY「じゃあ、何とか大丈夫かな」

マエカワ「俺はすごいことになるんじゃないかなと思って」

TOMOVSKY「でもトモフファンは厳しいよ」

一同「(笑)」

TOMOVSKY「うそうそ。俺らのファン、トモフファンは何にでもヤンヤヤンヤだから」

マエカワ「だって、トモくんがそうだから。ジャンルレスじゃん」

 

――KEYTALKのファンが、もしかしたら一番楽しいイベントかもしれないですね。
 

TOMOVSKY「そうなのかな」

鈴木「衝撃だと思うよ、自由すぎて」

マエカワ「トモくん1人でもすごいんだけど、バンドTOMOVSKYってなると、またみんなクレイジーで、バンドの人たちが」

 

――出順でイメージも変わりそうですね。特に3マンですし。

 

マエカワ「多いとちょっとまとまりなくなっちゃうし、お客さんもやっぱりそれぐらいが一番俺はいいと思ってるの。許容範囲として3つぐらいの出し物見るのが、一番いいっていうか、超えちゃうとちょっとね」

鈴木「集中力が続かなくなっちゃうからね」

マエカワ「バンド同士の絡みもそれぐらいが一番やりやすいと思うんだよね」

 

――では、時間もそろそろですので、ここらでお開きということで。

 

TOMOVSKY「本当に申し訳ありませんでした」

マエカワ「いやいや、よかったよ。トモくんだけ修学旅行写真になるとこだったんで(笑)」

 

インタビュー・文:阿部慎一郎(ぴあ) 撮影:西槇太一



 

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(10月28日更新)


Check
●写真左からグレートマエカワ、TOMOVSKY、八木優樹、
小野武正、鈴木圭介

PROFILE

●フラワーカンパニーズ
鈴木圭介(Vo)、グレートマエカワ(B)、竹安堅一(G)、ミスター小西(Dr)。1989年、名古屋市天白区の同級生によって結成。95年メジャーデビュー。メンバー自ら機材車に乗り込み、年間 100 本近い怒涛のライブを展開、楽曲「深夜高速」が多数のミュージシャンにカバーされるなど、その活動が注目され話題に。2015 年 12 月「メンバーチェンジ&活動休止一切なし」結成 26 年目にして自身初となる日本武道館公演を開催、大成功を収めた。2017 年 、新たにニューレーベル「チキン・スキン・レコード」を設立。来年結成 30 周年を迎える。最新作は初のアコースティック・セルフカヴァーアルバム『フォークの爆発第1集 ~29~』。

●TOMOVSKY
大木知之(おおきともゆき)によるソロユニット。ファンからはトモフの愛称で知られる。1986年にバンド、カステラを結成し1989年にメジャーデビュー。1993年の解散後はTOMOVSKY名義でのソロワークを開始する。制作活動は宅録を基本とし、作詞・作曲・編曲・演奏・プロデュース・歌唱・ジャケットイラストなど、すべてを自身で手がけることも。ライブ活動はさまざまな編成で行い、バンドTOMOVSKYのメンバーでもあるザ・ピーズの大木温之は双子の兄。

●KEYTALK
小野武正(G)、首藤義勝(Vo/B)、寺中友将(Vo/G)、八木優樹(Dr)。2009年7月結成の下北沢発4組ロックバンド。2010年3月に1000枚限定でリリースされたデビューシングル「KTEP」は即完売。2013年11月にはシングル「コースター」でメジャーデビュー。2014年に開催した初の武道館単独公演には1万1千人を動員し、大成功に終えた。2017年には初の横浜アリーナ単独公演も成功。今年の9月には自身初となる、センターステージでの幕張メッセワンマンライブを行い、1万4千人を動員した。常に話題を振りまき、各方面から更なる注目が集まるロックバンドである。

LIVE

フラワーカンパニーズ presents DRAGON DELUXE 2018

11月17日(土) 18:00
ダイアモンドホール
オールスタンディング-4000円(整理番号付・別途ドリンク代必要)
[出演]フラワーカンパニーズ/KEYTALK/バンドTOMOVSKY
ジェイルハウス[TEL]052-936-6041
※未就学児童は、保護者同伴に限り無料。

Pコード:116-845

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