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JBLオールスターin小牧開催!
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
五十嵐圭インタビュー

 

日本最高峰のバスケットボールリーグ「JBL」のオールスターゲーム開催が目前に迫ってきた。愛知・小牧での開催となった今年のオールスターは、現リーグ体制における最後の夢舞台となる。来季からは「NBL」と名称と体制を新たに歩み始める日本バスケの、ひとつの区切りとなるドリームマッチは、ファンならずとも必見のゲームとなること間違いなしだ。文字通り選ばれし者だけが参加できるトッププレーヤーたちの競演に、前身リーグを含めると10年連続で出場する三菱電機ダイヤモンドドルフィンズの五十嵐圭に、オールスターの魅力と意気込みについて、聞いた。
 

 
今回はリーグが開幕してすぐに負傷しながら、オールスターに選出されました。JBLでは6年連続です。
「本当に毎年オールスターの投票にたくさん入れていただいて、すごく嬉しいです。オールスターに出られる選手は限られていますし、普段とは違ったチームの選手たちとのプレーを楽しむ機会でもあります。見に来てくれた方々、投票してくれた方々に対して、良いパフォーマンスをコートの中で見せられるようにと考えています」
 
オールスターに選ばれるということに対する思いは?
「みなさんが自分に期待してくれていたり、注目をしてくれているんだなと感じますし、その期待に応えられるようなプレーをオールスターではやりたいと思っています。しかし選んでもらうにはまずリーグ戦の中で結果を残していくことも大切ですし、今回は自分がケガしている中でたくさんの方たちが投票してくれたので、すごく感謝しています」
 
やはりオールスターには毎回出場したいものなのですか。
「どうでしょうね。出たいといっても、ファンの方々に選んでもらうものですし、メディア推薦でそのシーズンで調子のいい選手や期待されている選手が入ってくるものです。そのメンバーに常に選ばれるような実力を身に着けておくというのは意識している部分です。それに自分はプロ選手として、バスケットボールをもっと知ってもらう活動を数年前から続けています。そういった意味ではこのオールスターという試合は注目してもらいやすい機会だと思っています。その場に自分が出られるのは光栄ですし、出るだけではなく、バスケットボールの楽しさを伝えていければとは思っています」
 
常に出られるような、選ばれるような選手でありたい、というわけですね。
「そうですね。人気だけで選ばれても嬉しいでしょうけど、そこに実力が備わってないとやっぱり自分自身が納得して出場できませんからね。しっかりとした実力を常に身に着けていること、というのは考えていることです」
 
五十嵐選手の思う、オールスターゲームの楽しさ、面白さは。
「先ほども少し話しましたが、普段一緒にプレーできない他のチームの選手たちと一緒にプレーするのが一番の楽しみです。あとは普段、シーズン中にはないリラックスできる時間帯もあるので、その時は普段やらないようなプレーをしたりとか。とにかく自分は選ばれてプレーさせてもらった中で、見に来てくださったファンの方々が少しでも沸くような、楽しんでもらえるようなプレーをひとつでもできればと思って毎回臨んでいます。今回は自分のホームコートで、オールスターが開催されるということも初めてです。いつも応援してくださっている名古屋や愛知のみなさんと、もちろん全国各地から足を運んでくださるファンの方々を楽しませるようなプレーができればいいなと思っています」
 
公式戦よりもエンタメ性を出していくのがオールスターだと思います。ダンクやアリウープ、ノールックパス、それ以外にはどんなプレーがあるのでしょうか。
「自分はやっぱりアシストプレーですかね。あとは自分の得意なのはスピード感のあるプレーなので、それはシーズン中と変わらず、見せられるように心がけています。でもオールスターだからといってエンタメ性だけでなく、ここ数年は選手同士で真剣勝負の要素も入れてきているんですよ。今まではそういう年もあれば、ちょっとリラックスしすぎてしまった年もあって。せっかく見に来てくださるファンの方たちにいい試合を見せるということでは、エンタメ性よりも真剣勝負の時間も増やしていければより楽しんでいただけると考えているんです」
 
そういった魅せるプレーは、事前に打ち合わせたりするんですか?
「いいえ。特に前日練習とかあるわけではないので。これがNBAだとオールスターウィークエンドって言って、数日前からメディアに対する仕事や奉仕活動などがあるんですが、まだ日本のバスケットボール界にはそういった習慣ができあがっていないんです。それどころか前日に集まることもできずに当日集まって、少しミーティングをするぐらい。何かをするというのはコートの中でちょっとずつ慣らしていくんですね。だからチームというよりは個人のいいところを活かしていく部分が大きいです」
 
では普段は見えない驚きもあるわけですか。
「そうですね。なかなか日ごろから練習していないと見えない部分はあるので、「ああ、この選手はシーズン中にはやらないけど、こういうプレーもできるんだ」と感じるところはありますね」
 
五十嵐選手のポジションであるポイントガードはチームを導くポジションです。それはオールスターでも同じですね。その仕事を改めて教えてください。
「やっぱりポイントガードとしてはまわりの選手のいいところを引き出すのが仕事だと思います。コート上では監督やコーチのような役割もある中で、僕は攻撃でも守備でも先頭に立ってプレーすることで引っ張っていきたいと考えています。毎日の練習でチームメイトを観察して、いろんな選手たちとコミュニケーションを取りながら、個々の得意なプレーを引き出したいですね」
 
でもそれがオールスターでは、プレーしながらになるわけですが。
「でも普段から相手のスカウティング映像は見るので、この選手はこういうことが得意なのかなということは頭に入れていきます。この選手はアウトサイドが得意だからひきつけてフリーにしてあげようとか、この選手はインサイドが得意だからボールをインサイドに集めてあげようとか、そういう簡単なことは考えていきますね」
 
しかし集まってすぐにプレーするのは難しい部分も多いですよね。
「どうしても遠慮してしまったりはしますよね。特に若い選手は。その中でも思い切ってプレーしてほしいし、自分も若い頃にはベテランの選手たちにそういったアドバイスをもらいました。だから僕も若い選手にはそういう声をかけて、いいゲームにしていければと思います」
 
そこで一緒のチームでやりたいな、という気持ちになったりも?
「それがそうでもないんですよ。日本代表にいた時のメンバーも多く選ばれているので、僕はだいたいの選手と一緒にプレーをしたことがあるので。逆に今は若手の選手なら一緒にプレーしたことがないので、若い選手たちと一緒にプレーするのが楽しみですね。刺激をもらいながら、自分たちもまだまだ負けられないという気持ちにもなれます。すごく、個人的にもいい刺激になるんですね」
 
最近の若手は、自分たちの頃と何か違いますか?
「そこまで意識していませんが、自分が若かった頃もそうですけど、若手は思い切りの良さを、こういうオールスターゲームでは出してほしいと思います。リーグ戦で若い選手を見ていて、思い切ったプレーをしているなって思うし、自分もああいうプレーをしていたな、というのを思い出させてくれます。そういったプレーでファンの方たちに楽しんでもらえるなら、自分も久々にやってみたくなります。いろんな経験をしてくると、ミスの少ないプレーが勝利につながることがわかるので、その分、思い切ったプレーが減ってしまうんですね。魅せるプレーを出すことの難しさは年々感じているところです。だからオールスターというのは、思い切ったプレーあっての今の自分ということを思い出させてくれる試合でもあります」
 
なるほど、ところでオールスターにはダンクコンテストなど、ゲーム以外の楽しみもありますね。
「自分も今までスキルチャレンジや3Pコンテストには出させてもらってますが、タイトルを獲ったことはないので、機会があれば狙っていきたいです。それにJBLの前身、JBLスーパーリーグ時代から含めると10年連続で選んでいただいているんですけど、まだMVPは獲ったことないんです。まずはチームが勝たないといけないので、個人的に狙うことも難しいですが、獲れたらいいなとは思っています。今回はJBLとしての最後のオールスターになりますから、個人としてもリーグとしてもいい形で終われればいいなと思っています」
 
最後に、ファンの方々へのメッセージを。
「繰り返しになりますが、JBLとしては今季は最後のシーズンで、最後のオールスターになります。来季からはNBLという新リーグになるので、最後のオールスターをいいものにするためにも、ファンのみなさん、会場に足を運んでくださったファンのみなさんのためにも一生懸命プレーして、アピールしてやっていく気持ちでいます」
 
過去最高のオールスターにしたいですね。
「そうなればいいですし、ファンの方々がいるからこういうゲームができるというのもあります。そういった意味でもファンの方々に恩返しできるようなゲームにできればと思いますね」
 
MVP、やっぱり狙ってくださいね(笑)。
「そうですね、狙います(笑)。ありがとうございます」
 
撮影:本美安浩



(12月 6日更新)


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TICKET DATA

JBL ALL-STAR 2012-2013 in KOMAKI

JBL ALL-STAR 2012-2013 in KOMAKI
▼12月24日(月・休) 14:00
パークアリーナ小牧
サイドA席WESTベンチ向側-6000円(アリーナ)/他
JBLオールスター2012-2013 in 小牧大会実行委員会
[TEL]090(9938)8054
Pコード:822-479

チケット購入はコチラ
http://ticket-search.pia.jp/pia/search_all.do?kw=JBL%20ALL-STAR%20in%20KOMAKI


三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ ホームゲーム JBL2012-2013

▼12月22日(土)・23日(日・祝) 14:00
vsパナソニックトライアンズ
▼2月2日(土)・3日(日) 14:00
vsアイシンシーホース
パークアリーナ小牧

▼2月16日(土)・17日(日) 14:00
vsトヨタ自動車アルバルク
▼3月2日(土)・3日(日) 14:00
vsレバンガ北海道
▼3月16日(土)・17日(日) 14:00
vsリンク栃木ブレックス
愛知県体育館

2階自由大人-2000円/他
三菱電機ライフサービス(株)名古屋支店 バスケットボール地域振興事務局
[TEL]052(712)3059
Pコード:560-749

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PROFILE

五十嵐圭◎いがらしけい
1980年、新潟県出身。世界レベルのスピードと賞される高い身体能力を武器に、アグレッシブなゲームメイクを見せるポイントガード。日本代表経験も豊富で2006年世界選手権など数々の国際大会に出場している。これまで2冊の写真集を出版するなど日本バスケットボール界屈指の人気選手である。三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ所属。180cm、70kg。

五十嵐圭オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/keiigarashi19800507/