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ジャパンラグビートップリーグがいよいよ開幕
今注目の姫野和樹が語る今シーズンの抱負 (1/2)

自国でのワールドカップ開催を来年に控え、ますます盛り上がりを見せる日本のラグビー界。その中で最も注目を集めていると言っても言い過ぎでないのがトヨタ自動車ヴェルブリッツのキャプテン姫野和樹選手だ。
帝京大学で全日本大学選手権8連覇に貢献。即戦力の期待を受けて入団したトヨタ自動車ヴェルブリッツでは、レギュラーを獲得するばかりか、新人ながらいきなりキャプテンに任命され、しばらく中位が続いていたチームをトップ4に押し上げる原動力となった。
さらには恵まれた体格を活かした突破力が認められ日本代表にも選出。デビュー戦となったラグビー大国・オーストラリア代表とのテストマッチでトライをマークするなど活躍を見せると、いまや日本代表に欠かせないプレーヤーに成長した。
トップリーグの開幕を間近に迎える中、姫野選手に2018-2019シーズンにかける思いなどを聞いた。

——いよいよトップリーグの開幕ですが、コンディションはどうですか?

「2週間のオフをいただいて、体も心もリフレッシュできた状態で網走の合宿に入りました。昨シーズン終了後も、サンウルブズ(スーパーラグビー)や日本代表の試合が続いたので、正直に言うとすべての疲労を抜き去ることはできていないと思いますが、トレーナーさんと相談しながら体はいい感じに絞れてきています」
 
——それでは万全の状態で開幕には臨めそうですね。
「もちろんです。今は毎日楽しくラグビーができています。体はもちろん、精神的にも充実していますよ」
 
——日本代表やサンウルブズとトヨタ自動車ヴェルブリッツとで、プレー面などに違いはありますか?
「しばらくトヨタとは離れていたので、戦術はこれから落とし込んでいかなければなりません。ただし、基本的にやるラグビーは昨年と同じ。後は細かい部分を突き詰めていければよいと思っています」
 
——ジェイク・ホワイト監督からはどんなことを求められていますか?
「とにかく開幕戦にピークを合わせるようにと言われています。自分はそのリクエストに応えられるようにコンディションを上げていくだけです」
 
——開幕戦は2連覇中のサントリー・サンゴリアスとの対戦になります。
「いきなり今シーズンの一番大事と言ってもいい試合となりました。サントリーは強敵で簡単に勝てる相手ではありませんが、トヨタが優勝を狙っている以上、倒さなければなりません。『すべてをかけて』勝ちを取りにいきたいと思います」
 
——網走合宿での練習試合では26-31で敗れています。
「僕は試合に出ていませんが、チャンピオン相手に互角に戦えてほっとしています。まだまだ足りない部分もありますが、自分たちに期待できるないようでした」
 
——ある程度、手応えをつかめたということですか?
「チームに合流するまでは、チームの状態が分からないこともあって、正直不安な部分もありました。ただ、みんなエネルギッシュに練習していてほっとしたことを覚えています。試合では、練習でやった内容がある程度出せていました」
 
——逆に足りない部分はありますか?
「自陣ゴール前で素晴らしいディフェンスを見せることができましたが、どこのゾーンでもゴール前と同じようなディフェンスをしなければならないと感じました。また、スクラムやラインアウトなどのセットプレーの精度ももっと高めなくてはなりません」
 
——チームではなく個人的には
「とにかく時間がないので急ピッチで開幕に合わせていかなくてはなりません。『時間がない』と悩んでいても仕方がないので、とにかく限られた時間の中でやれることをやりたいと思っています」
 
——今年は能力の高いルーキーが多く加入しましたね。
「確かにスキルがあって能力の高い選手が多いですね。頼りがいのあるルーキーたちですよ。開幕戦でメンバー入りする選手も何人かいるのではないでしょうか。1年目からそれだけ、いいものをもって取り組んでいるということだと思います。他のメンバーにとってもいい刺激になるのでは」
 
——ルーキーだった昨年の自身と比べてどうですか?
「僕はキャプテンを任されたおかげで成長することができました。重責があったからできた部分もあるのですが、今年のルーキーたちには、そういう重責がなくても、どんどん発言をしてリーダーシップを発揮してほしいと思っています」
 
——ラグビーを始めたのはいつですか?
「中学生です。サッカー、野球、バレーボールなどいろいろなスポーツをやってみましたが、ラグビーが一番楽しかったので始めました」
 
——モットーにしていることはありますか?
「中学校の恩師に『常に一流になれ』と教わりました。その時はよく分かっていなかったのですが、大学で岩出(雅之)先生に会い『失敗して
すぐに立ち上がるのが一流だ』という話を聞いてから、自分の信条としています」
 
——ラグビーの楽しさを教えてください。
「体をぶつけ合うコンタクトスポーツだというところです。練習とか辛いこともありますが、その辛いところを含めてラグビーが好きですね」
 
——最後にファンにメッセージを

「優勝するためにも、開幕戦は前年チャンピオンに『すべてをかけて』勝ちに行きます。たくさんの方にスタジアムに足を運んでいただいて、一緒に応援してもらいたいと思います」


文:鶴哲聡 撮影:渡辺保臣(スタジオワーク)





(8月22日更新)


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Data

ジャパンラグビートップリーグ
[開幕戦]

9月1日(土) 16:30 豊田スタジアム
〈トヨタ自動車ヴェルブリッツ vs サントリーサンゴリアス〉
関西ラグビーフットボール協会[TEL]06-6376-0456

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姫野和樹 Profile

1994年7月27日生まれ。名古屋市出身。中学からラグビーを始め、春日丘高(現中部大春日丘高)で頭角を現し、高校日本代表やU20日本代表候補に選ばれる。帝京大では、大学選手権8連覇に貢献。2017-2018シーズンよりトップリーグ・トヨタ自動車ヴェルブリッツに入団。キャプテンとしてチームをまとめ、チーム躍進の原動力となった。同年のオーストラリアとのテストマッチで初の日本代表入り。スーパーラグビー・サンウルブズにも出場した。ポジションはロック、フランカー、ナンバー8。


豊田市Information

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★愛知県豊田市の公式観光サイト「ツーリズムとよた」
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