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愛知出身、理論派の歌姫・新妻聖子が
結婚の真実に迫った出演作を大分析!?

次代を担う歌姫・新妻聖子がミュージカル「トゥモロー・モーニング」に出演。名古屋・中日劇場にやってくる! 稲沢市祖父江町出身の新妻にとって、いわば故郷への凱旋。結婚前夜と離婚前夜、対照的な状況にある男女の悲喜こもごもを描いた“大人味”の物語で、どんな姿を見せてくれるのか。恵まれた容姿と歌声に加え、理論的な作品アプローチでも定評のある新妻に、この舞台の魅力を尋ねた。

 

――出演依頼があったおり、まず台本をお読みになりましたよね? 最初の印象はいかがでしたか?
「読後感がとてもよかったです。よくできた物語だな、と。いい物語は、いいミュージカルのバックボーンですからね。ラストはすべての伏線が気持ちよくつながるような展開です」
 
――物語がいいとなると、音楽も気になります。
「曲もとてもいいんです。王道のブロードウェイ・ミュージカルといった感じのメロディなんですけど、作ったのはイギリスの方なんですよね。曲調はクラシカルでもブラックでもなく、適度に今っぽくて、どこか歌い手心をくすぐるような感じ。聴いていても心地よく、何曲かはすぐに覚えて口ずさんでもらえると思いますよ」
 
――いわゆる大人の味わいの作品と言えそうですね。
「2組のカップルの日常が、地に足のついた人間としてすごくリアルに、現代的に描かれています。最終的には、まるで(『キャッツ』の名曲)『メモリー』のように、どんな時にも必ず朝は訪れるよという前向きなメッセージをくれる作品でもあって……。ただ、それを押しつけるわけではなく、思い思いの感想をもっていただけるような、爽やかで清々しいエンディングになっています。恋愛や結婚の教科書ではなく、雑誌のように好きなページをめくって、好きな情報や価値観だけを受け止ってくださいね、みたいな。この前あらためて台本を読み返してみたら、ラストはやっぱりホロリときちゃいました」
 
――石井一孝さん演じるジャック&島田歌穂さん演じるキャサリンのカップルと、田代万里生さん演じるジョン&新妻さん演じるキャットのカップル。キャスト4人だけで見せるあたりには、ご苦労も多そうです。
「そうですね、4人しかいないので、自ずと一人ひとりにかかる負担は重くなるかと思います(笑)。あとは、技術的なことを言えば歌い方も難しそうかな。キャットは若いキャラクターなので、キーが高めに設定されていて、20代らしい未熟さをどんな歌声で表現できるだろうって考え中です。ちなみに、『♪食べるのがやめられない』という楽しい歌があるんですけど、そんなくだらない内容もこんな高いキーで歌っちゃうの!?っていう、ムダな熱唱シーンも(笑)。いくつかある四重唱では、4人の中で自分の声質の住み分けを早く見つけていきたいなと思います」
 
――ところで、ご自身は結婚に対してどのようにお考えですか?
「働いて、自立している女性としてはですね、家庭に入って云々というよりは、仕事もプライベートも、人として共に学び高めあっていけるパートナーを探して結婚生活が送れたら幸せだなぁとは思いますが……、まぁ、風まかせです(笑)」
 
――(笑)。では、ここで共演者お三方についてもお聞かせください。
「石井さんとは2003年の私の初舞台『レ・ミゼラブル』で共演して以来、(上智)大学が同じというご縁もあり、まだ駆けだしだった頃の私をライブのゲストに呼んでくださったりして、新妻家では今でも恩人とお呼びしてます(笑)。歌穂さんとの初対面は『レ・ミゼ』の新旧エポニーヌ座談会という雑誌の企画でした。その後、別のミュージカルで親子役をやらせていただいたんですが、とにかく素晴らしいボーカリストで大好きな方。またご一緒できて、本当に嬉しいです。田代さんは、今回が初共演。(宣伝用の)撮影の時がほぼ初対面だったんですけど、積極的に絡んでくださって助かりました。明るく、前向きな方という印象ですね。今回唯一の年下なので、名古屋に来る頃には私が『行くよ!』なんて引っ張ってたりするかもしれません(笑)」
 
ここでふと感じたのは、確かに新妻は頭脳明晰な理論派だが、冷徹な分析家ではなく、優しい人間愛に根ざした眼差しの持ち主だということ。しかも言葉や話し方のひとつひとつが面白くて、終始笑ったり、感じ入ったりさせられるインタビューであった。そして自分自身についても、非常に興味深い分析をしている。
 
「William Arthur Ward(ウィリアム・アーサー・ワード)の格言に、“If you can imagine it, you can achieve it;if you can dream it, you can become it.(イメージすれば到達できる。夢をみれば、そのとおりになる)”というものがあるんですよ。その言葉を考えると、私は自分を進化させるための想像力、夢みる力がまだまだ足りないんじゃないかと思うことはあります。まずは自分の想像力や限界を超えていかなければ、新たな扉は開かないな、と」
 
――最後に、地元・愛知、名古屋公演に向けたをメッセージをお願いします!
「私の出身地・祖父江町からいちばん近い大都市が名古屋。その名古屋が誇る中日劇場に立てることは、大袈裟に言えば故郷に錦を飾るようなものです。名古屋公演があると地元の友人も喜んでくれますし、私自身も本当に嬉しい。中日劇場での2日間はこの公演の大千秋楽にもなりますので、ハッピーオーラ全開で盛り上がっていきたいと思います!!」



(3月30日更新)


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STAGE

ミュージカル「トゥモロー・モーニング」

4月26日(金)13:00、27日(土)12:00
中日劇場
A席-9500円 B席-7000円
中日劇場[TEL]052(263)7171
Pコード:426-547

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