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ドラマに歌舞伎にと名古屋での出演が続く滝沢秀明
御園座こけら落としにもなる『滝沢歌舞伎』についても語る

2018年、滝沢秀明が名古屋づいている。
もうすぐ最終回を迎える東海テレビで放送中のドラマ『家族の旅路』では、弁護士役として、自らの家族を殺したとされる犯人の弁護を行うという重厚なテーマに挑んでいる。
続いて、4月に新しく生まれ変わる御園座で、名古屋初公演となる『滝沢歌舞伎』が決定した。『滝沢歌舞伎』は2006年の初演以来、バンジー、フライング、イリュージョン、アクションなど多彩なパフォーマンスで、豪華絢爛なステージを作り上げている。あまりに大掛かりな演出のため、上演できるスペックの会場は多くなく、新生・御園座がそれらの機能を持っていたことで、今回の名古屋初上演にこぎつけることができたという。
名古屋の人には初めての顔を見せる滝沢秀明に、今回のドラマ、舞台について話を聞いた。

<東海テレビ『家族の旅路』について>
 
――かなり重厚な物語ですが、最初に台本を読んだときの印象はいかがでしたか?
「自分がいま35歳なんですけど、弁護士役を頂いて、ついに自分も大人になったかと思いましたね(笑)。テーマも大人向けで、実際にあってもおかしくないようなストーリーでもあると思うので、本気で向き合って丁寧に演じなければいけないなと感じました」
 
――役柄的にあまり笑顔もなく、演じている滝沢さん自身もオンとオフの切り替えが難しいんじゃないでしょうか?
「正直、境目が今ないんですよね。撮影現場ではもちろん集中していますし、家でもセリフを覚えたりしているので、24時間、祐介(滝沢の役柄)とともにいるような感覚です。あえて緊張を途切れないようにしてるということもあります」
 
――驚愕の真実が暴かれていく展開は、最終回に向けてさらにヒートアップしていくと想像します。演じている中での手ごたえは感じてらっしゃいますか?
「弁護士役ですから専門用語など難しいのもあるのと、このドラマのテーマ自体が非常に重く深いストーリーになっているので、手ごたえはとても感じています。最終話に向けてさらにいろんな真相が明らかになってくるので、観てる方の気持ちが動かしていくと思います。皆さんの反応も楽しみです」

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<『滝沢歌舞伎2018』について>

――『滝沢歌舞伎』は初演から数えると13年目になります。そして名古屋には初上演となりますよね。
「このステージは大掛かりな装置やセットが多いので、拠点としている新橋演舞場以外だとなかなか外に持っていくことができないんです。今回、御園座が新しくなり、それらに対応して頂ける劇場ということで、ぜひやらせてくださいという思いです」
 
――豪華なセットというと具体的にどういうものになりますか?
「これまで東京でやってものをできる限り持ってこようと思っています。水やフライング、太鼓や早着替えなど、自分たちを紹介できるあらゆるものをお見せして、初めての方でも楽しんでもらえる演目にしたいと思っています」
 
――過去出演経験のあるV6三宅健さんが、今回の舞台でも決定しています。三宅さんとのコンビネーションはどうですか?
「健くんとは今回で3回目の共演となります。最初は全く喋ったことがないぐらいの関係性でスタートしたのですが、2年間ほど一緒にやってきて、お互いの感覚を全て理解したうえでの3回目なので、さらに良いパフォーマンスが出来ると思っています」
 
――2018年度版ならではの見どころはあるのでしょうか?
「10年以上やってきて、僕の中でも『滝沢歌舞伎』を良い意味でも進化させたいという気持ちがあります。また今回は御園座の新しいスタートということもあるので、新しい時代を始めるような年にしたいと思っています」
 
――具体的にはどういった演目を予定しているのでしょうか?
「これまでは、第1幕は日本の昔話などを題材にして、自分たちなりの解釈で表現してきました。第2幕は『義経』や『鼠小僧』など、時代劇をベースにしてお芝居を見せるという構成でやってきました。今年は第1幕も第2幕もショースタイルにしようと思っています。セリフがなくてもメッセージが伝わるような演目やダンス、そういったものになる予定です。また、2020年は東京でのオリンピックも控えています。日本がより世界に注目されるようになっていくなかで、『滝沢歌舞伎』のような和モノは、日本を代表する武器のひとつでもあると思うんです。そういった意味で、2020年に向けて海外の方が観ても楽しんでいただけるようになる、その第一歩となるような舞台にしようと思っています」
 
――全幕通してショースタイルということですが、1幕、2幕の変化はどう考えてらっしゃいますか?
「1幕は和モノを意識したものになります。立ち回りや女形、歌舞伎のシーンがあったりする予定です。2幕は、『五条橋』のワンシーンを演じる予定ですが、単に牛若と弁慶が闘うだけではなく、そこに現代のエンタテインメントを取り入れた見せ方にしたいと思っています。若い方が観ても、この歴史は何だろうと、興味を持ってもらえる入り口になればと思っています」
 
――改めてですが、『滝沢歌舞伎』というタイトルですが、いわゆる古典の歌舞伎とは違った内容ですよね。滝沢さんにとって“歌舞伎”とはどういうものだと思っていますか?
「僕の中では古典も『滝沢歌舞伎』でやってることもあまり分けてないんです。僕の解釈では、歌舞伎=エンタテインメント、と思っているんです。当時は奇抜な衣装を着て、娯楽のひとつとして歌舞伎があったと思うんです。今となっては“歌舞伎”というと古典のようなイメージですが、昔は最新の舞台を歌舞伎と呼んでいたわけです。そう考えると、僕らがやるべき“歌舞伎”というものは、古典を守るものではなく、攻める歌舞伎だと思っています。『滝沢歌舞伎』と名乗らせて頂いていますけど、とにかく攻め続ける歌舞伎で、最新のエンタテインメントを見せていく。それが僕らの役割だと思っています」
 
――最後に、初の名古屋公演ということで、名古屋のみの演出、なんてものはありそうでしょうか?
「僕らが普段やっている『滝沢歌舞伎』を観せたいというのが前提としてありますが、今回は御園座のこけら落としでもありますので、そういった演出はもちろん考えています。お祝いの気持ちは取り入れたいと思っています」
 



(3月13日更新)


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Stage data

滝沢歌舞伎2018

2018年6月開催
御園座

※詳細は御園座オフィシャルサイトにて発表予定
http://www.misonoza.co.jp/


TV data

東海テレビ開局60周年記念
『家族の旅路』

毎週土曜日23:40~24:35
東海テレビ放送

【オフィシャルサイト】
http://tokai-tv.com/kazokunotabiji/